自分のボトルキャップが欲しい(1)
ボトルキャップが好きだ。中でも、数年前に発売されたペプシコーラのオマケである、スターウォーズのボトルキャップが一番のお気に入りだ。ボトルキャップ欲しさにコーラを買っては「かぶった」「かぶってない」で一喜一憂し、かぶってしまったボトルキャップは、ことごとくまとめて後ろの列に追いやっていた。
そんなボトルキャップの有効な使い道がないか考えた。一度は考えたジェダイへの道。ここでまたその想いをよみがえらせてみてはどうか。というわけで今回は、絶対になるはずのない、自分自身をボトルキャップに落とし込んでみた。
一世一代の無駄遣い。
■毎度おなじみのあの店で・・・
工作コネタでおなじみの100円ショップへ行き、材料をそろえる。デイリーポータルZの企画では、もっぱら東急ハンズが取り上げられているが、そんな予算はない。安く、早く、確実に、ファーストフードの掟が活かされてこそ、私のコネタが成立する。お金がかかってしまっては意味がないのである。
【材料】 紙粘土 絵の具 ニス いらないボトルキャップ
はじめは「かぶっているボトルキャップ」を使おうと思ったが、切断場面になり、もったいなくなってしまい、やはり「いらないボトルキャップ」を使うことにした。
■まずは分離作業から
まずは「いらないボトルキャップ」の「いらない部分」をカッターで切り取る。
全身怪我しているペプシマンに追い討ちをかける。
普通は逆かもしれないが、今日の私は下の土台に興味がある。のこぎりの要領で、キコキコ切り取っていく。デリケートなので、土台を傷つけないように・・・。
最後の1つをキコキコしている時に、妹が一言。
妹「それ、引っ張ればすぐ取れるよ。」
言われたとおり引っ張ると、いとも簡単に(しかもきれいに)分離することができた。妹よ、なぜそれを先に言わぬ・・・。何とか無事に3つのボトルキャップ分離に成功した。
■紙ねんどで「普通は重視する部分」を作る
土台さえ確保できれば、後は上の部分を作るだけである。なんだ、案外簡単に作れそうだ、と思っていたら大間違い。スキーで言うと、やっとリフトの列に並べたくらいだろう。
職人のような手つきで作業を進める。
つまようじや綿棒を駆使して、何とか形を作り上げる。これが意外と細かい作業で時間がかかる。本当はボトルキャップによくある全身像も作りたかったが、私の手先では無謀だったため、断念した。
大まかな顔の形ができた。
記事で書くとあっさりだが、この写真とその前の写真との間には、血が滲むような努力が省略されている。時間にして約1時間。見た目ばかりに騙されてはいけない、一番の教訓だ。
奥ではなぜか、妹が握り寿司を作っている。
ようじを使って細かい線を入れていく。このとき出てくるカスが邪魔で、なかなか思うように進まないのだが、このカスの塊がちょうどわたしの寝癖にマッチしていたため、そのまま残すことにした。これこそ、偶然の産物だ。
■ねんどの「余り」を使って・・・
「余り」とはいえ、ほとんど残っている状態だったので、その「余ったねんど」を使って、こんなボトルキャップがあったらいいな、と思うものも作ってみた。
ピッコロさんのデコ。
納豆の日に誕生日だった、バイト先のドラゴンボール好きにあげたい。何度見ても、私のつたない技術で再現しても、あのデコは魅力的だ。一歩間違えるとニコチャン大魔王になりかねないところがスリル満点だ。
片足でも土台に立っていれば、ボトルキャップになりうるのではないかと思った作品。せっかくなので、ムキムキ(私の理想)なZ君を作ってみた。
しかし、手放すと・・・
倒れてしまった。やはり針金か何かを入れないと、乾くまでバランスを保つのが難しいらしい。
しかし、せっかく作ったので、顔だけでもボトルキャップ化したい。
勝者と敗者の図。
こうして3つのボトルキャップの原型が完成した。目の前には敗れ去ったペプシマン×2とスヌーピー。居場所を奪われたむなしさが感じられて仕方がない。
作品が乾くまでには数日かかるというので、今日はこの辺にしておこう。完璧に乾いてから、色塗り、ニス塗りをし、完成へと近づけたい。
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