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ダムカード回収の旅(1)

ダム。

川にそびえたつその大きな壁は、まったく想像がつかないような体積の水をせき止め、下流に住む私たちの生活を支えてくれている。
大きな壁の向こうには、とうの昔に流れているはずの水が蓄えられ、折を見て少しずつ放水されている。ああダムってすばらしい。

そんなダムマニアの間でひそかに話題になっている「ダムカード」。
集めれば集めるほど魅了されていく、魅惑の「ダムカード」を求めて、姉妹二人で旅をした。

■ ダムカードのいろは

「魅惑のダムカード」といいつつも、配布されているダムや入手方法にはいくつかポイントがある。

普通のパンフレットと一緒に「ご自由にお持ちください」と置いてあるゆるいダムもあれば、係員に「ダムカードをください」と声をかけなければ、入手できないダムもある。さらには、複数のダムカードを入手し、あるダムへ持っていかなければ入手できない、レアダムカードもあるという。

とはいえ、ダムカードを入手することができるのは「国土交通省が作ったダムに限る」ので、注意が必要だ。

■まずは長野県にある美和ダムへ・・・

さっそく、地図で現在地から最も近かった、美和ダムへと向かう。

国道沿いの広い道をすいすい走っていると、右側に大きなダムが!

Dscf6874

田んぼの向こう側に見えるはダム!!!

Dscf6872

しかも後ろを向けば畑と民家。

 

突然現れたダム(しかも畑や民家などの間にいきなり登場した!)に私も妹も急にハイテンション!ダム、サイコー!

というわけで、さっそく駐車場に車を止めて、ダム見物と行きましょうか。

Dscf6909 WOO!誰もいなくてハッピー♪

下調べも何もせずに来たこの美和ダム。実はダム湖100選に選ばれた、エメラルドグリーンがとってもきれいな湖なのでした!それを見て私と妹、またもテンションがハイMAX!しかもダムだから声が響く!うるさい!!

Dscf6876ヨーロッパの湖みたい!イメージだけど!

こんなにきれいな湖なのに、私たち以外に誰もいない。人がいないことをいいことに、どんどん行動が大胆に、エスカレートしていきます。

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もちろん(仮想)敵も出る。

Dscf6895_3 もちろんたたかう。

まだ入り口にしか至っていないのにこのテンション。やっぱりダムは計り知れないパワースポット!
 


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ダムカード回収の旅(2)

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入口から全然先に進んでいない気がしますが、少しずつ進んでます。

Dscf6897 さあ、行きましょう!

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端まで行って、反対から見た景色。

そういえばさき、こんなピクトさんを見つけた。
東欧のピクトさん探しをしてから、やたらとピクトさんに対するアンテナの感度が良い。

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ダムの正しい見学の姿勢に関する注意書き。

Dscf6900 おそるおそるのこれは正しい見学の姿勢。

Dscf6901ダムだぜ!ヒャッホウ☆のこれは危険な見学の姿勢。ダメ。

あまりの嬉しさにこう(危険な見学の姿勢に)なってしまう気持もわかるが、そこはぐっと抑えてほしい。ちなみに、ここからのぞく景色はこんなだ。

Dscf6898 いっそのこと、飛び込んでしまいたい!

というわけで前置きが長かったが、そんな美しい美和ダムのダムカードをいただきにいくとしよう。
ダムカードは主に事務所の中でGETできるとされている。事務所は土日祝日、閉館しているダムもあるので、事前のチェックが必要だ。ちなみに美和ダムは土日でも開館していた。
入口へ向かうとなんと・・・!

Dscf6885_2 ダムカードの告知がっ!

おおーっ!におう!におうぞダムカード!
ダム湖百選に選ばれた、エメラルドグリーンの美和ダムのダムカード!きっと美しいことだろう!

事務所の中に入り、ダムカードを探し始めること2、3秒。

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Dscf6887
美和ダムのダムカードが売り切れという最悪な事態。さっきまでのハイテンションが一気にどん底。
まさかの展開に二人とも意気消沈しかけたものの、ここまで来て、ダムカードも持たずに東京へ帰れるか!と、妹と次なるダムへと車を走らせることに。

Dscf6881 絶対にダムカードを東京に持って帰る!という決意のポーズ。

ダムカード探しの旅はまだまだ続きます。


ダムカード回収の旅(3)→

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ダムカード回収の旅(3)

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■ 気を取り直して目指すは小渋ダム

さらにそこから車を走らせること1時間ちょっと。
だんだん細くなっていく道。途中で対向車が来たらおしまいだ。

Dscf6913 何回か危ない目に遭った。

この道があっているかよくわからないまま、バックすることもできず、
とりあえず道なりに進んでみると、少し開けた土地に出、小渋ダムに到着した。
この、大自然の中にいきなりあらわれる人工造物。なんとも神秘的な光景だ。

Dscf6933_2 はい、着きましたー、小渋ダム!

高さ105mもある小渋ダムは25階建てのビルとほぼ同じ高さ、
横幅は293mと、国会議事堂の横幅よりも87m長いそう。
と言われてもよくわからない。
(参考:http://www.cbr.mlit.go.jp/tendamu/dam/gaiyo/index.html)
公式ホームページで国会議事堂と大きさが比較されていたのだが、
国会議事堂がこんなに大きかったのか、という驚きはあった。

Dscf6917 この景観!確かにでかい!

では、さっそくダムカード回収に向かおう。

駐車場横にある、資料館らしき建物に入ってみたが、
中には誰もおらず、このような告知があった。

Dscf6916 「ダムマニア」には密かなブーム というくだりが。

土・日・祝日は管理事務所インターホンで呼び出さなくてはならないという。
ちょっとだけハードルが高いが、ここまで来て何も得ずに引き返すわけにはいかない。
妹と管理事務所インターホンを探した。

管理事務所は山の上にあった。

Dscf6922 パッと見ですぐわかる所に。

しかし、管理事務所へ向かう正面階段にはカギがかかっており、
上ることができない・・・。
半分あきらめかけたところで、妹がおもむろに電話をかけ始めた。

「あ、すみません。ダムカードが欲しくて小渋ダムに来たんですが」

しばらくして電話を切った妹が、さえない顔をしている。

私「どうだった?」
妹「『ダムをわたって、トンネルを通って、くるくるっと来てください』だって」

くるくるって何だよ!?と思いつつも、
とりあえず、言われるがままに行ってみることにした。

Dscf6928 ダムの向こうのトンネルを通って・・・

Dscf6935 ほんとにこっちであってるの?という疑念は捨て・・・

Dscf6936 あ、確かにくるくるってなってる!

Dscf6937 おおー!見つけた!!!

思いきり省略して書いているが、
電話するか・しないか、どうやって上に登るか、登れないのかなど、
ここへの道を見つけ出すのに30分以上かかった。

Dscf6939 ピーンポーン♪

さっそくインターホンで呼び出す。
すると中から、人の良さそうなおじさんが出てきた。

Dscf6941 にこやかなおじさん。いい人だ。

妹と私の分、2枚のダムカードを用意して待ってくれていた。

おじさん「はいよ、ダムカードだよ。」
私・妹「ありがとうございます!」
おじさん「今日はわざわざこのために来たのかい?」
私「そうですね、美和ダムに行ったらすでにカードが売り切れだったので・・・」
おじさん「あー、美和ダムのカードはもう売り切れたって言ってたねぇ。今増刷してるんだってよ。」

おじさんによれば、

・1日に10組くらい、ダムカード目当てでやってくる観光客がいるそうだ。
・ストックはあまりないそうだ。長期連休は特に減りが激しいらしい。
・今日はもう4組っくらい取りにきた。

地味ではあるが、ダムカードの人気をひしひしと感じることができた。
なにはともあれダムカード、ゲット!

Dscf6943 テレレレンテッテッテー♪

長野県ダムカードの旅はここで幕を下ろすが、
1枚だけではなんとなく物足りないので、
新潟県にある大石ダムへ、ダムカード回収へ向かった。

ダムカード回収の旅(4)→

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ダムカード回収の旅(4)

←ダムカード回収の旅(3)

■日にちは変わって新潟県大石ダムへ!

場所が変わって新潟県関川村。
父の実家の近くに大石ダムという大きなダムがある。
毎年行っているそのダムも、国土交通省が管轄しているダムである。

Dscf9309 撮影に失敗した。本当は「大石ダム」と書いてある。

先にダムカードを回収しておこうと思い、
ダムの手前にある資料館へと入った。

Dscf9288 !!!!!!!

が、ダムカードはここも売り切れ。
ここまで来て売り切れとはついていない・・・。
近くにあった説明によると、カードがない場合は
管理人に言えば補充してくれるとのこと。

Dscf9289_2 電話すれば補充してくれる。

帰りに電話してみようと思い、いったんその場を後にする。

■先にダム見学へ

大石ダムは、毎年のように見学に来ているが、
その大きさ、自然の美しさに毎回魅了される。素晴らしいダムだ。

Dscf9299_2 雨上がりなので水が茶色いが、普段は新緑の水が美しい。

Dscf9301 この日は少量の放水だった。

Dscf9281 横から見るとこんな感じ。

大石ダムは、かつて荒川が大水害をおこしたときに作られたダムだ。
私の父が子供の頃、民家も流されるほどの鉄砲水が起き、
このダム建設が行われたのだ。

当時の水害の恐ろしさを父に聞いたところ、
鉄砲水で流れ着いた家畜の豚を食べ、
食中毒で苦しんだ話を聞かされた。

何のフォローもできない自分に、ふがいなさを感じてしまった。

■再びカード回収に戻ると・・・

気を取り直して、カード回収に資料館に戻ると、
1組の男女が、管理人らしきおじさんと一緒に歩いているのを見つけた。

まさか、手に持っているのはダムカードでは?!

Dscf9313 大事そうに、両手で何か持っている。ダムカードに違いない。

もしや・・・と思い、資料館に再度足を運んでみると、

Dscf9316
ダムカードが補充されていた!
ラッキー!電話の手間が省けた!

Dscf9320 大石ダムのダムカード、ゲット!

こうして、今回2枚目のダムカードをゲットした。
あの1組の男女も、やはりダムカードを求めてここまで来たのだろうか。
若い人にも支持されているダムカード。やはり奥が深い。

■まとめ

ダムカードをゲットするために最も大切なのは、「ダムに対する情熱」であることを今回深く感じた。なかなかダムに着かないからと言って自棄になったり、カードがその場になかったからといって途中で諦めるようでは、ダムカードをゲットすることはできない。
それ以前に、事前に管理事務局の営業時間など、下調べをしておく必要もある。

と、いろいろ感じるものはあったが、この旅で、常に高いテンションをキープできたのは、やはり「ダム」という巨大な建造物、大量の水、大自然が、私にパワーを与えてくれていたからだと思う。ダムカードがなかった時の落胆と、見つけたときのテンションの上昇。皆さんにもぜひ、このテンションがスパークする瞬間の緊張感と快感を味わっていただきたい。

Dscf9305 見学するときは正しい姿勢で。

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