謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(1)

※自分への戒めも込めて、前置きがとっても長いので、必要ない人は読み飛ばしてしまいましょう。

2008年が残すところ、あと1週間で終わろうとしている。

春から社会人になり、毎日が勉強・吸収の繰り返しであった。朝早く起きて、会社に行き、夜遅くに帰って来、寝る。学生時代に比べ、断然規則正しい生活になった。毎日充実している。

しかし、それだけで1年間終えてしまうのはどうなのだろうか?いいのか?いや、全っっっ然よくない。休みの日だというのに外に出ることを拒み、眠り続けた土曜日。次の日が出勤であることに絶望を感じる日曜日。こんな不健康的な生活が、いいはずない。そうだろう?

今年は(表向きは)忙しさを理由にしてこのブログの更新を散々サボってきたが、来年こそは無理やりにでも定期的な更新を心がけたい。そのためにも、まずは、今年1年間の自分にけじめをつけるために、うっかり書きそびれたネタを記事化してしまおうと思う。これで、心残りなく、心身ともにすっきり新年を迎えられるのではないか。

前置きが長くなったが、要は、「来年は更新がんばるぞ!という意気込みをこめて記事を書くよ!」ということです。

■PCの中、写真フォルダを漁ろう

私は常日頃、何かブログのネタになりそうなものがあれば、すかさず写真を撮り、「コネタ村」フォルダに入れておくよう心がけている。しかし最近はそういった機会がめっきり減り、結果、このブログもほぼ放置状態になってしまった。忙しい、めんどくさいからまた今度でいいや、という気持ちがこのフォルダをすっかり見えなくさせていたのだろう。まずはとっかかりとして、このフォルダを漁りたい。

さっそく「沖縄大会」というフォルダを見つけた。Kyapu卒論とかも入ってた。懐かしや。

沖縄大会・・・それは4ヶ月前の9月中旬に行なわれた、実は意外と知られていないスポーツの全国大会である。

■浮き球△ベースボール

入社してすぐに、あるスポーツチームへの勧誘を受けた。そのスポーツというのが「浮き球△ベースボール」である。自己紹介などでこのスポーツを嗜んでいることを伝えると、100人中100人、「え?なにそれ??」と興味津々に聞いてくる。そんなときの私の答えはこうだ。

「草野球みたいなもん。」

Photo_3誰だって同じことを何度も聞かれれば、説明が短くなるだろう。

謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(2)

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謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(2)

←謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(1)

■やさしいルールの説明

ここでは、浮き球△ベースボールのやさしい(ホントにやさしい)ルールを細かく説明しようとおもう。「ルールが何だ!俺がルールだ!」という方はここも読み飛ばしてください。久しぶりに記事を書き出して、ちょっとやる気が出てしまった私の説明は長くなりますよ。

①身体に優しい

まず、野球のルールとの大きな違い。それは、ボールの代わりに「浮き」を使うことである。「浮き」というのは、海に浮かぶアレである。Photo_4どどーん

大きさは大体ソフトボールくらい。こんなにきれいな丸い形のものではなく、もっとごつごつして、黒くなっていたりするものを使う。だって、波に侵食されきったものを使ったりするんだもん。コレなら、デッドボールで当たっても痛くない。ちょっと痛いけど、骨が折れるなんてことはない。ステキだ。

②女性に優しい

浮き球△ベースボールは、女性が参加しやすいような細かいルールがいくつかある。

⒈チームに女性が最低2人いなければならない

といっても、チームに女性2人入れるのは簡単ではない。そんなチームのために、小学校5年生以下の男の子でもOKというルールだってある。なんてやさしい!これで、ずっと野球らしいものがやりたかった女性も、気兼ねなく参加できる。

⒉ピッチャーは女性でなければならない

Photo許可とってないのでぼやけてますがあしからず。

理由はもちろん、女性が打てないから。といっても、ストライクゾーンに入れるのが難しい女性だってたくさんいるはずである。そんなときは、男性がピッチャーをやってもいいルールになっているのだ。しかも、男性がピッチャーをやる場合は、下から投げという縛りがきかされる。とことん女性を思った仕様になっている。

⒊ホームランラインが男女で違う

これは本当にやさしいと思う。浮き球は基本的にグランドで行なわれるので、ホームランは、白く引かれたホームランラインを越えたかどうかで判断される。女性用のホームランラインは、男性よりも近いところにある。とっても親切なルールだ。女性がさよならホームランを打ち、チームを勝利へ導く例もたくさんある。1cdcさよならホームランのあと・・・な気がする。

③ お年を召した方や運動おんちに優しい

浮き球△ベースボールは、その名のとおり、△ベース上で行なわれる。塁間も普通の野球より狭く、これにより、選手の年齢幅がぐっと上がる。写真はないが、たしか平均年齢が60歳のチームもあったはずだ。とてもお元気である。

以上がおおまかなルールである。このスポーツがいかにいろいろなものに対してやさしいか、お分かりいただけただろうか?もちろん、野球経験者がいるチームは強い。しかし、ボールが軽いため、フライキャッチの際、ボールが風に流されたり、バッティングのタイミングがつかみづらかったりと、経験者には少しだけ厳しいスポーツという一面もある。よく考えられたスポーツだ。

そんな、やさしいスポーツの全国大会に行ってきたのが、4ヶ月前の9月14日である。

謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(3)

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謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(3)

←謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(2)

■いざ沖縄!

苦手な飛行機に一人揺られ、沖縄へとたどり着いた。いくつか沖縄らしい写真を撮ってはみたものの、改めて見返すと、まったくセンスを感じない。なぜこの写真を撮ろうと思ったのか。Photo消防署にあった壁画とか・・・

Photo_2ゴーヤのベンチとか・・・

Photo_3ナニコレ珍百景」に出た猫とか・・・

来年はもっと写真の腕もみがきたい。

そんなこんなで国際通り沿いのホテルに着いてみると、さっそく全国大会らしさを彷彿させるようなものを見つけた。Photo_4ウキ球ベースボール沖縄大会2008年参加者

このときは「おお、結構いるじゃないか。」と少し安心したのだが、大会当日の朝、私以外にまったく人気を感じなかった。多分これは私のためだけに掲げられたものだろう。晴れているのに雨が降ると思って、傘を持って会社に行ったら傘立てに傘がいっぱい刺さっていたが、ほとんどが置き傘だったときの感覚に似ている。非常に残念である。

謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(4)→

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謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(4)

■台風にもかかわらず快晴な大会当日

実はこのとき、台風が沖縄近くにおり、当日も天気が危ぶまれた。けれども、奇跡的にも天気が回復し、無事、大会当日を迎えることが出来た。ミラクルである。Photo_5沖縄らしい弾幕

もちろん、ちゃんと入場行進も行なわれる。 Photo_2 本格的である。

中には全員具志堅のコスプレをしているチームもあった。935f 周りを笑いの渦に巻き込んだ具志堅チーム

内輪だけのスポーツかと思いきや、全国にチームがあり、リーグ戦を勝ち進んだものだけがこの全国大会に出ることが出来るといった具合に、実は細かいところまで配慮されているのが浮き球△ベースボールだ。開会式の入場行進、やさしいルール、その他まで、細部にこだわるからこそ、みんな本気で取り組むのかもしれない。

■プレイボール!!

試合開始の合図があると、甲子園球児のように整列して挨拶をする。たとえマイナースポーツであったとしても、スポーツマンであるかぎり、挨拶は不可欠な要素である。Photo_4 お願いしやぁぁあっす!!!!

いかつい。ちなみに、プレー最中はこんな感じである。Photo_8審判は攻撃チームが行なう

プレー中の絵はそこまで面白くないので、この程度にして、視点を変えたいと思う。

謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(5)→

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謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(5)

←謎のスポーツ、浮き球△ベースボールに迫る(4)

■沖縄大会の魅力

プレーの絵ばかり撮っていると、全て似かよっていておもしろくない。そこで最後に視点をずらし、沖縄大会ならではの魅力をお伝えできればと思う。

①海まで5分Photo_9やっと出た沖縄らしい絵

背の低い、南国調の並木道を通り、5分ほど歩いていくとそこには、美しい海が広がっている。トロピカルビーチだったか、レインボービーチだったか忘れたが、疲れた選手達を心身ともに癒してくれる、オアシススポットである。Photo_10 思わず時間を忘れてしまう

②水分補給はオリオンビール

地域予選でも浮き球△ベースボールにビールはつき物である。たとえ地域の最強チームであっても、午後になると弱小になるといわれるほど、その消費率は高い。疲れている上にビールを飲んで走るため、回るのが速くなっているのだろう。沖縄大会においては、差し入れのビールは言うまでもなくオリオンビールである。Photo_11飲み終わった缶は持ち帰りましょう

③差し入れにはスッパイマン

肉体疲労にはクエン酸がいいというが、沖縄におけるクエン酸といえばコレである。Photo_12なんて気の利いた大会だ

また、北は北海道、西は関西と、各地から強豪チームが集まるため、全国のお土産も差し入れとしてここに集結する。逆に気を遣ってしまい、手が伸ばしづらい。

④露出度が高いのも沖縄の醍醐味

沖縄といえば暑い。9月の中旬とはいえ、とても暑かった。そんな中、広いグランドのど真ん中で草野球をするとなれば、必然と露出度は高くなる。後になって見ると恥ずかしかったその格好も、そのときは不思議と恥ずかしく感じないのである。暑い沖縄でしかできない非日常体験というのもひとつの醍醐味かもしれない。Photo_5男性の方、がっかりしないでください

⑤打ち上げはお決まりの

浮き球△ベースボールの全国大会、打ち上げはあるビアホールを貸しきって、全員で行なわれる。そこではもちろん、地域を越えた新しい出会い、交流もある。オリオンビール片手に表彰を行い、最後はサンシンの音が鳴り響く中でみんな沖縄民謡(名前を忘れてしまった)を踊る。その迫力といったら、言葉で表現できるものではない。Photo_14この団結力といったら、ものすごいパワーである

■まとめ

今回、自分への戒めとして年内ぎりぎりにアップしたこの記事であるが、いろいろなことを学ぶことが出来た。

 【学んだこと】

  ・浮き球はとてもやさしいスポーツである。

  ・写真のセンスをもっとみがきたい。

  ・ネタは鮮度が命。すぐにアップするよう心がける。

浮き球の魅力も十分伝えることが出来たと思うが、それと同時に私のだらしなさやめんどくさがりやもアピールしてしまったように思う。来年こそは、その汚名を返上できるようにがんばりたい。Photo_15 来年もよろしくお願いいたします。

もっと詳しく知りたい方はコチラへどうぞ。

浮き球.com  http://www.ukidama.com/top.html

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AAでプチアート(1)

Photo このネタはDPZコネタ道場で紹介されました。

2ちゃんねるからどんどん普及して言ったアスキーアート(多分)。完全なる偏見だと思うが、アスキーアート(以下AA)を見ると、どうしても良くないイメージが付きまとってしまう。そうはいっても、AAはすごい。たくさんの記号を集めて一つの絵にするなんて、アーティスティックな一面も持ち合わせている。このAAを利用して、ほんのちょっとでもアーティスティックな休日を送りたい。Dscf4126

■とりあえず100均へ

たまたま川の近くに行く用事があったため、用事を済ませるついで川で遊ぼうという話になった。

Aa1

こんな風に100均で川遊びグッズを選んでいる姿でも、AAにすると・・・

Ayumidaiso

こうなる。一見、ただのモノクロ写真のように見えるが、拡大していくと・・・

11111

さらに拡大すると・・・

22222_2

こう。$や#や>、<など、実は細かい記号で出来ていたわけだ。ただ100均でグッズを選んでいる姿でも、AAにすると、プチアート的な、少し犯罪チックなにおいのする絵になる。これを利用してプチアーティストな気分を味わいたい。

※今回の記事では、AAにしたものをキャプチャで撮っています。なので、拡大してもつぶれてしまっている部分があると思いますが、ご了承ください。

■川に遊びに行こう

というわけで、多摩川にやってきたわけだが、実はこの30分ほど前にDデパートのゲーセンでおばちゃんに怒られてしまったという経緯があり、あとから見直すとどこかセンチメンタルな気分になってしまう。たった1枚の1000円札を両替してその場を立ち去ろうとしただけで、追いかけられた上に「お金返しなさいよ」と罵倒されてしまった。まさか22歳にもなってゲーセンで怒られるとは思ってもいなかった。Aa2こんな風に鮮やかに逃げたかった。

そんな切なさの残る写真も、AAにかかればアートに早変わり。Ojisanhasiruますます切なくなった気もする。

Dscf4212_2

丘から撮った写真も

Kesiki_3 違う景色になったりとか。

1度に2度おいしいなんてうまい話もあるものだ。

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AAでプチアート(2)

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■止まってるだけじゃつまらない

せっかくなので、コマ撮りをつなぎ合わせてGIF動画を作ってみた。撮り方が荒かったために少し目がちかちかするが、これはこれで新大陸の発見だ。

※画像をクリックすると、GIFアニメになって動きます。

①ウォーキングおじさんが妹を抜いていくよ

▼Click!!

Ossannnuku

これが普通スタイル。

▼Click!!

Gif1

そしてこちらがAAスタイル。目が痛い。

歩きながらの撮影だったからか、手ブレがひどい。ガチャガチャしているが、そこはご愛嬌である。

②坂を這い上がる私

▼Click!!

Haiagaru

キョロキョロするんじゃない

途中一瞬であるが、男の子が通り過ぎてしまっている。顔は笑顔だが、周りに虫が群がっていたため、決死の覚悟で撮影した。その胸中を察していただきたい。

▼Click!!

Gif2_2 

最初どこから這い上がってくるのか全く見当がつかない。MGSのコブラのようである。やったことないけど。

③円盤投げ

高校のときにやっていた円盤投げのターンを久しぶりにやってみた。コマ撮りでかくかく撮っていくと、何気にいいAAGIFアニメができた。多分今回の企画の中で一番キレイに撮れていると思う。ただし、張り切りすぎて、服がめくれてしまったのでリアルの方は自重したい。

▼Click!!

Gif3_2 

まるでドット画のファミコンキャラの攻撃のよう

さて、そろそろ川に下りましょうか。

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AAでプチアート(3)

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■川に降ります。

1000円あげるから写真撮って、ムリヤリお願いした割には妹が先陣を切って歩く。なんだかいつもの妹よりもノリがいい。このカンジ、好きだ。

Dscf4156 お、犬がいる。

川でちょっと語りながら、おやつを食べ、石で遊ぶ。川といえばやっぱり石投げだ。妹も普段の鬱憤を晴らすべく、本気で石を投げていた。

④鬱憤晴らしの妹

▼Click!!

Gif4

右端にいるのが妹です

またしても分かりづらい。AAを作る時にはできる限り背景がガチャガチャしていない方が仕上がりがきれいなのかもしれない。(くどいのでリアルは自重)

妹が大小かまわず散々石を投げ散らかすので、辺りを見回すと、穴ぼこだらけになっていた。合戦上の跡のようだ。Dscf4209

本当はもっと凄いことになっていた。

そうだ、AAでくしゃみをするときのひどい顔を作ったら、もっとアートっぽくなるのではないか、そう思いついた私は、あらかじめ100均で仕入れておいたコショウを片手に風向きを確かめる。

Dscf4169

妹がコショウで小さくなった

⑤コショウのハフハフ顔AAGIFアニメ

▼Click!!

Gif5

なかなかうまくいかない

とてもじゃないが、リアルは見せられない。結局くしゃみは出なかった。気づくと近くのおじさんと犬がこちらを見て笑っていた。身体を張った割りに、それに見合った結果が出てこないこの空しさ。消化しきれない想いはどのようにして解消したらよいのだろうか。残ったのは空しさと鼻のグジュグジュ感とひりひり感だけである。

Dscf4208

安易に吸ってはいけない。タバコと一緒だ。

アーティストは痛い。

いい絵を撮ろうと思い、無計画に持ってきたコショウも、結局は鼻に害をもたらしただけで、ガチャガチャしたGIFアニメと空しさ以外、何も残らなかった。そのほかにも、坂道を駆け上がる写真や、あんな写真、こんな写真を撮ったものの、やはりいい絵にするには、もっと多大な時間や根気を必要としたため、この1日だけでは到底間に合わなかった。

しかし、今日1日で、少しだけAAに対し、好感が持てたように思う。そして、妹ともいつも以上に仲良くなれた気がする。次はティッシュで作ったコヨリとカメラを持って、多摩川に遊びに行きたい。

Orz実写化したorzポーズも、更にAAにしてしまえばいやらしくない。

※今回使ったAA作成ツールはこちらです。おもしろいですよ。

http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se336117.html

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東欧のピクトグラムはおもしろい(1)

Photo このネタはDPZコネタ道場で紹介されました。

私が所属するゼミでは毎年、卒業旅行スロバキアに行くのが慣わしとなっている。今年は希望する学生が2人、私と友人Gだけであったため、その他、チェコやオーストリアでも自由に貴重な体験をすることができた。これから何回かに渡って、異国で体験した出来事を紹介したいと思う。

ずいぶん前に、デイリーポータルZの記事で「ピクトさん」という可哀想な人の存在を知った。あの可哀想な人、ピクトさんは、東欧においても大いに活躍なさっていた。その様子をここに記したい。 1

12:10発アムステルダム行きで出国。

■ 空港のピクトさん

空港には様々なサービスがある。最近ではインターネットサービスやマッサージ、絵画展などもあり、もはや空港は本来の意味を薄れさせている。P5

慌しい空気もピクトさんがなだめてくれる。

いたるところでピクトさんは私たちに休息の大切さを訴えかけている。空港におけるピクトさんは「被苦人さん」ではなく「非苦人さん」だ。

  • 賭け人ピクトさん

    二人そろってカジノを楽しむピクトさん。その面影に苦しさは垣間見られない。

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  • ミュージアムピクトさん

    永遠と絵画を見続けるピクトさん。彼は芸術的センスも持ち合わせていたのだ。

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  • 一眠りピクトさん

    いつも苦しい思いをしている彼にも休息のときは必要である。

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  • マッサージピクトさん

    熟睡しているピクトさんを起こしているようにも見える。

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  • お祈りピクトさん

    ピクトさんの中にはもちろん信者もいる。

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  • 子供ピクトさん

    大人ピクトさんよりも心なしか背が低い。

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  • くつろぎピクトさん

    リラックスしすぎて飛行機に遅れないよう。

080306_192501

しっかりとくつろいだところで、次は身体を張って私たちに危険を促すピクトさんを紹介する。

危険なピクトさんを見る→「東欧のピクトグラムはおもしろい(2)」

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東欧のピクトグラムはおもしろい(2)

■ 危険を顧みず果敢に戦うピクトさん

  • すっころぶピクトさん

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列車内のトイレにいたピクトさん。足元に3本の線があるが、手洗いの水による床すべり注意をあらわしているようだ。


  • 転倒するピクトさん

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トイレのピクトさんに対し、こちらは列車に乗り降りする扉にて転倒するピクトさん。東欧の列車はほとんど(というか全て?)が手動扉になっている。レバーを引くと同時に手前の床が階段へと変形するため、慣れていないと転倒してしまう。列車から降りる時には要注意である。

  • 乗り出すピクトさん

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こちらもまた列車にいたピクトさん。やっぱりヨーロッパのピクトさんは脚が長い。たとえ真似しようとしても、脚が短い私たちには難しい。<>/br

  • 柵越えピクトさん

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クルムロフ城の周りにめぐらせてあった柵で耐えるピクトさん。この旅の中で一番痛々しい光景である。腕が直角に曲がっているのはなぜだろうか。

  • 火事逃れピクトさん

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クルムロフのホテルにいたピクトさん。もう少しやる気を出して火事から逃げてほしい。ただし、実際に逃げる時には身をかがめて進まなければ煙に撒かれてしまうので注意が必要である。

次は日本にもある標識ピクトさんに注目する。

標識ピクトさんが見たい→「東欧のピクトグラムはおもしろい(3)」

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東欧のピクトグラムはおもしろい(3)

■ 道路標識にありがちなピクトさん

  • ライダーピクトさん

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何の標識だったか忘れたが、ライダーなピクトさん。白いブーツがまぶしい。

  • 仲良し兄妹ピクトさん

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通学中の子ども2人のピクトさん。妹が怒ってしまい、兄が慌てて追いかけていると解釈することもできる。日本のものと比べると、少し幼い印象が残る。ちなみに日本の標識はこんなだ。

Gakko_ari_n

日本と欧米との学校スタイルの違いが垣間見える。

  • 歩行者散歩用?ピクトさん

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親子が仲良く手をつないで歩いている。日本の標識と比較すると、明らかにこちらの方が仲がいい。以前、日本の「歩行者専用」標識が元となった、「誘拐犯と誘拐された子ども」 というチェーンメールが回ってきたことがあったが、東欧の標識にはそういった不気味さを感じさせない何かがある。歩行者専用というよりは、散歩専用というべきか。ちなみにそのやや不気味な日本の歩行者専用標識はこれである。手がにょろんとしている。クラーケンか。

Hokosya_senyo_n

  • 工事してますピクトさん

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おしゃれな工事ピクトさん。ヘルメットではなく帽子なところがステキだ。東欧の町を歩いていると、結構この形の帽子をかぶっている人を多く見かける。昔からの風習を反映して生まれたピクトさんなのだろう。ちなみに、日本の標識はこれである。和式トイレを掘っている人のようにも見える。

Doro_kozicyu_n

  • 横断ピクトさん

080305_001701_3   
横断歩道を優雅に歩くピクトさん。マッチョである。帽子の後ろ側がめくれていてかっこいい。でも歩き方はふにゃふにゃしていそうだ。ちなみに日本の標識はこんなだ。

Hokosya_tsukodome_n

最後に、分類不可なピクトさんを紹介したい。

色々なピクトさんが見たい→「東欧のピクトグラムはおもしろい(4)」

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東欧のピクトグラムはおもしろい(4)

■ その他のピクトさん

  • エレベーターピクトさん

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3人の立ち方がかわいかったので撮ってみた。

  • 馬車引きピクト馬

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ピクトさんは人間だけではない。馬の歩き方がリアルである。

  • 何でもOKピクトさん?

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車走らせてもよし、サッカーしてもよし、歩いてもよし、住んでもよし(?)の標識ピクトさん。とにかく自由。何でもOKである。これがもし禁止されると

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このようになる。「車が走るところでサッカーしたら危ない」という考えは東欧ではナンセンスなのだ。この標識の本当の解釈を知っていたら是非教えていただきたい。

■新しい旅の楽しみ方を発見した

旅をするとき、人は様々な目的をもつ。観光名所を見るもの、人に会いにいくもの、自分探しをするもの、その目的は多種多様であるが、今回の東欧の旅でピクトさん探しという新しい旅の楽しみ方を見つけた。その地ならではの、格好や特徴を活かしたピクトさんと出会えたとき、私たちはその土地の文化に触れる事ができ、「当たり前」というつまらない世界観から脱却する事ができる。どこか旅をするときは是非、細かいところにも目を向けてほしい。

P1000926_2

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日本じゃない店に行ってみた

Photo_2  このネタは、DPZコネタ道場で紹介されました。

私が住んでいる町には駅がない。最寄り駅に行くには隣町まで自転車で20分かけて行かなければならないという不便さである。「そんな町に観光名所などあるわけがない」と思ってしまえばそこまでだが、住民としては観光名所があるにこしたことはない。とはいえ、観光名所がなくても、特に不便なこともない。そんなわけで今回は、あってもなくてもあまり変わらないような、でも少しだけ自慢できる、私の町の観光スポットを紹介したい。

■ 「出没!アド街ック天国」第6位の名所へ

私が住む町は、特に何もないくせに「アド街」に取り上げられたことがある。出身者の薬丸も番組内で苦笑いするほどの空っぽさであり、ランクインしたものはほとんどが最近できた大型ショッピングモール内のテナントという残念っぷりである。

ただ、ひとつだけ気になる名所があった。6位にランクインしている「PD熱帯魚センター」(以下PD)である。就職活動中に出会った都内に住む友人も、わざわざデートで来たことがあるという。なぜ、多くあるデートスポットの中から、PDを選択したのか。PDには人を惹きつける何かがあるのかもしれない。そう思った私は、さっそくその「何か」を探るべく、PDへと向かった。Dscf2034

登下校で毎日見ている看板。

■ 中に入ります

そういえば、PDには小学校の遠足で来たことがある。今になって、遠足の目的地が一般の店舗であることに、少しだけ理不尽なものを感じるが、あの頃はそれなりに楽しかった気がするのでよしとしよう。あくまで「気がする」だけだが。

中に入ると水槽がところ狭しに並べ積み上げられていた。

Dscf2037 レンズがくもってしまう。

さすがは熱帯魚センター、中の空気は生暖かく、どんより湿っており、なんだか気持ちが悪い。1センチ程度の小さな金魚もいれば、握り拳よりも大きなグロテスク金魚もいた。もちろん熱帯魚もたくさんいたが、熱帯魚が気にならないくらいに店内の印象が強かった。

Dscf2036 棚の下から触手が出てこないだろうか。

店全体が理科室のホルマリン漬けのような、カエルやイモリが漬けられていそうな、SFホラーのような。なんともいえない雰囲気に耐えられず、すぐに店を後にしてしまった。あのまま店内にいたら、死角でヘンな生物に捕食されていたに違いない。あの雰囲気からすればありうる話である。小学生の頃に感じたあの楽しさはいったい何だったのか。

■ 奥にもありました

足早にPDを出ると、「PDワールド店 入口」という看板に、いかにも怪しげな門を見つけた。なぜ熱帯魚センターにフクロウか。異様な風景にアマゾネスな何かを感じずにはいられなかった。

Dscf2038 奥から首狩り族が襲ってくるのではないか。

Dscf2050こっちを睨む門番フクロウ。

そして入り口の前にはヤギがいる。ものすごい勢いでエサを食べていた。写真を撮っているのに気づいてくれない。孤独である。

Dscf2041ねえ、こっちむいてよメー。

店内は先ほどと違って明るいが、やはり映画のワンシーンを思い描かずにはいられない。上から毒グモが降ってくるかもしれない。両生類コーナー(があることも不思議だが、実は小動物コーナーもある)には「キャラメルコーンスネーク」というおいしそうな名前のヘビもいたが、目を合わせると危険な予感がしたので素通りした。一人で来ると、完全にチキンである。

ワールド店には海水魚もおり、水族館のふれあいコーナーを連想せずにはいられなかった。ヒトデもイソギンチャクも元気にうにょうにょしていた。

Dscf2043 うにゃらうにゃら。

ところが一枚ドアを抜けると、そこにはまた実験室のようなあの空気が漂っていた。早くここを抜けなければ大変なことになる・・・と思った瞬間、ひどくエキゾチックな生き物が目に入った。

Dscf2046 ダースモールみたい。こわい。

思わず声を上げてしまった。改めて見ても鳥肌が立ってしまう。もしかしたら私は魚がダメな人間なのかもしれない。

ちなみに、肉食魚もいた。アリゲーターガースパイクとコブラスネークというらしい。アリゲーターとかコブラとかいう名前を使っている時点で強そうに聞こえる。プロレスラーの名前と同じだ。タイガーマスク。夜になったら絶対食われる。

Dscf2047 この説明文が恐怖心をそそる。

■ デートにはいいかもしれない

これは21年間知らなかったことだが、PDは日本最大級の熱帯魚センターなのだという。世界各国から集められた熱帯魚の中には、マニアにはたまらない種類の魚もいるらしい。

「PDに行ってくる」と張り切って妹に告げた後、「PDを甘く見ないほうがいい。あれは日本じゃないよ。」と言っていた意味が、やっとわかった気がした。PDは一般人(マニアを除く)が一人で行く場所ではない。しかし、マンネリ解消を目的としたカップルが、エキゾチックなドキドキを手軽に味わうにはちょうどいいのかもしれない。

そういえば熱帯魚センターに行きながら、あまり熱帯魚を見なかった。そのせいか熱帯魚の写真が皆無である。PDは熱帯魚を楽しむというよりも、あの空間を楽しむというほうが正しいのかもしれない。もちろん購入目的で行くことにこしたことはないのだが。

非日常的空間を味わいたい方はぜひ。私はもうしばらくいいです。

Dscf2057 あの後バイトで現実に返りました。夢でよかった。

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田舎人気商店街の謎を紐解く(1)

Photo_2  このネタは、DPZコネタ道場に紹介されました

NIKKEIプラス1調べ「訪ねてみたい商店街ランキング」で巣鴨、横浜、銀座に並んで第4位に輝いた長野県小布施(おぶせ)町。中心都市の有名商店街の名が上位を占める中、なぜ農村地帯のこの街がランキング4位に上がったのか、実際に行って調べてみた。001a

最高のドライブ日和。

■ 小布施町のいろはにほへと

長野県小布施町は長野市から車で30分ほどのところに位置している。Admi20

周りは山に囲まれているが、割と平坦な土地になっており、近くには松川という鉄分(酸性)を含む、魚の住まない川が流れている。この酸性の水が栗の栽培には適しており、小布施町は栗の名産地として有名である。

053b町中に立派な栗がはびこる。

この栗を活かしてまちづくりをしているのが小布施町であり、町内には栗にまつわるグルメやお土産が溢れている。

また、高井鴻山という文化人の元に訪れた葛飾北斎がたびたび残していった、北斎の肉筆画が保存、展示してあること(北斎館)や、町民が自主的に行っているオープンガーデン(自宅の庭のガーデニングを、観光客用に開放している)により、「栗と花と北斎の町、小布施町」と言われている。

とまあ概要はこの程度にして、さっそく商店街をぶらりたい。

■ 景色がヤバイ

まずは全景。 097a

目の前のトラックが邪魔だ。

ここが一番のメインストリート、小布施堂前だ。見ても分かるとおり、小布施に残る古い建物を修繕し、店舗に作り直している。小布施町はそんなお店がたくさんあり、商店街を構成しているのである。060a

ちょっと小道に入ってみると、こんな壁。

もともとは蔵だったところを改造して作った建物もある。土壁にバラ。壁のはがれ具合がなんともいえない。055a

「栗の小道」という名の小道。

商店街の裏道はこんな感じの小道が通っていたりする。地面は木が連なってできており、大きな木はたいてい栗の木だった。イガイガを拾ったが、中身は全て抜き取られていた。みんな考えることは一緒か。119a

その小道を抜けるとまたお土産通り。

他のお土産屋もみんな白壁に黒い瓦。一貫してひとつの景観として馴染んでいる。なんだかホッと落ち着く。

見て分かるとおり、小布施町の商店街は昔ながらの景観を残しつつ発展している。けれども、私たちが一般的にイメージする、「日常品小売店の連なり」としての商店街ではなく、どちらかといえば観光客向けのお土産屋や蕎麦屋、栗菓子屋がほとんどだった。テレビで見るような商店街を思い浮かべていたためか正直物足りなさが残ったが、5日間歩いているとそれはそれでいいものだと思えるようになった。せっかくなので、5日間かけてこの商店街のグルメを食べつくすのを今回のサブ・ミッションにしよう。今決めた。

おいしいもの、食べる!! → 「田舎人気商店街の謎を紐解く(2)」

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田舎人気商店街の謎を紐解く(2)

小布施ってなんだっけ? → 「田舎人気商店街の謎を紐解く(1)」

■ グルメがヤバイ

とりあえず道にある食べ物には全て目をつけ、腹が許す限り味をみることにした。ひょっとしたら隠れたグルメが見つかるかもしれない。

①道端りんご うまさ ★★★☆☆

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道端で売っていたりんご(1コ100円)をまるかじりした。皮が前歯に挟まって気になったが、甘くてみずみずしくてジューシーな食感だった。りんご食べ歩きする時は、芯のことも考えなければならない。

②栗ソフト うまさ ★★★★☆

ソフトに夢中で写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。陸でも車酔いするので、個人的にソフトクリームはあまり好きではなかったが、栗ソフトは食べやすくパクパクいけた。1コ300円という価格もお手ごろ。

③栗ジェラート うまさ ★★★☆☆

あまりの寒さ(この日は悪天候だった)に写真を撮るのを忘れた。くりくりつぶつぶしていて、あーあジェラートという感じがした。栗ソフトのジェラート版というところか。

④朱雀 うまさ ★★★★★

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コイツはスゴイ。まず、盛りそばのよう。かと思えば、栗をひたすら口いっぱいに食べている感じ。作られた栗の味はしない。朱雀を相手にごまかしはきかない。フェニックス!!(中に栗あんが入っているよ)

⑤栗おこわ うまさ ★★★★★

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あえて一言、言うとすれば

「栗ゴハンだいすき!!!」


⑥栗あんみつ うまさ ★★★★☆

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あんはもちろん栗あん、「みつ」も「栗みつ」というこだわりよう。甘かった。新潟にいる祖母がおかずで出してくれるあんころ餅な感じか。完璧に内輪ネタ。

④の朱雀は本当においしくて、最終日にもう一個食べてしまった。実はこの朱雀、期間限定、地域限定、午前中のみの注文で、ヘタすると2時間待ちはざらじゃないそうだ。また、その日の栗が「朱雀向け」でなければ、どんなにたくさん予約が入っていたとしても全てお断りするとか。プロ根性ってやつだ。 066a

なんとか万博のモ○ゾーみたい。

■ おいしい食べ物と、ステキな景色と
実際に商店街をぶらってみて、なぜ4位に食い込めるのか、少しだけ理解できた気がする。すばらしい景観、おいしい食べ物、古くからの文化を慕ってやって来る人々がいる。それゆえに、町の人々も自分の町に対して誇りを持ち、町並みをそろえるような活動をはじめる(=オープンガーデン)。開かれた心が、多くの人を呼び寄せる元になっているのかもしれない。
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桜井甘精堂オープンガーデンにて。
シビアな問題に取り組む → 「田舎人気商店街の謎を紐解く(番外編)」

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田舎人気商店街の謎を紐解く(番外編)

小布施って、どこだっけ? → 「田舎人気商店街の謎を紐解く(1)」 グルメが知りたい! → 「田舎人気商店街の謎を紐解く(2)」

■ 辛いこともあります

というわけで、前2ページにわたって小布施町の良いところばかりを取り上げてきたが、地方に進出する大型店舗に押されて残念な結果になってしまった商店もある。016a

よく見ると、爪の落書きだらけ。悲しくなってくる。

小布施堂の通りを抜け、更に桜井甘精堂を横目に進んでいくと、どこの街にもあるような建物がちらほら見えてくる。「旧商店街」と呼ばれる界隈である。シャッターを下ろし、すっかり寂れてしまった店もあった。番外編では少しシビアに、小布施町の空き店舗対策について語りたいと思う。やわらかくね。

■ なぜ、店を辞めるのか

これは多分、全国共通の理由だろう。シャッターをおろす理由として挙げられる一番の理由が、後継者問題である。砕いて砕いて言うと・・・

高齢になる→「そろそろやめようかしら」→後継者の息子(娘)は企業で働いている→商店だけでは生活費の足しにしか出来ない=退職は無理→シャッターを下ろす

・・・というわけだ。農業だけでなく商店街でも後継者問題が出てくるなんて。道端で頑張ってるおばあちゃんもいるのに。A

趣味の工芸品を売っていた。B

キューピーに注目。

「楽しそうだったからキューピーに糸をまいてみたのよ」とおばあさん。「材料費の方が(価格より)高くついちゃったのよ。」とおばあさん。「1コ100円ですけどいかがですか?」とおばあさん。あそこまで攻められて1つも買わなかった私はひどくけちん坊だと思う。何をケチって買わなかったのか、未だによく分からないが、きっと私のように「もっと安い店で」とケチって商店で買わない住民も山ほどいることだろう。

■ 空き店舗をどうするか

空き店舗はさびしい。商店街で賑わっている中、シャッターが閉まったままの店を発見すると、ほうっておけない気持ちになる。学級委員選挙でとった1票が自分のものだったときの感覚に似ている。あの時は心が折れる気持ちだった。この商店は今後どうなってしまうのか、どうしていきたいのかなど、商工会と役場で話を伺ってみた。するとそれぞれ次のような答えが返ってきた。

商工会

  • 空き店舗の貸し出しを斡旋している。
  • 家と店舗が一緒になっている商店が多いので、改築工事にお金がかかる。
  • 役場から年間150万円くらいの予算が下りるかもしれない。
  • できればシャッターをあげてもらい、以前のような商店街を運営したい。

役場(産業振興課)

  • できれば個性的な店舗展開をしたい。(手作り靴屋、手作り傘屋など)
  • 旧商店街に人が行かないのは、観光客志向の店ではないから。
  • 町民はもっぱら外で買い物をする。観光客に頼るしかない。

こうして比較すると、商工会は以前のような町民生活向けの、いわゆる一般的な商店街の再生を目標とし、役場はメインストリートのような、観光客志向のお土産屋を兼ねた商店街作りを目標としていることが分かる。方向性の違いから、今後どのような商店街になっていくのかがやや不安ではあるが、そこに大きく介在するのが費用の問題である。094a

分かれ道。

小布施町の商店は奥に細長く出来ている。水周りやプライバシーを守るため自宅との分離などの改築工事を行えば、150万円から200万円はかかるという。その費用を誰が負担するのかで今もめているらしい。役場から支給される予算が150万円(しかもまだ確定ではない)として、1年に1店舗復旧できるかどうか・・・というところである。しかも、シャッター街をなくすためには少なくともその店舗が復活後、自立して経営を成り立たせていかなくてはならない。難しい問題だ。

また、町役場としては「町外の人にあまり補助金を使いたくない」ということもあり、町内もしくは県内の人の中から経営者を探すとなると、それもまた難しいと言っていた。これから先、小さい町だからできないことを、小さい町だからこそできることによって補っていくことがたいせつなのではないだろうか。

■ 訪れてよかった

難しいことも色々考えたが、最終的にいえること、それは「小布施に来てよかった」ということだ。小布施に来て、知らないおばちゃんに 巨峰を2房もらった。小布施に来て、ワインになる前のぶどうジュースをもらった。小布施に来て、知らない人たちと友達になった。小布施堂(全国展開をしている、小布施まちづくりの中心となる栗菓子屋さん。朱雀の生みの親)の社長とも話した。いろいろな人に出会って、そのたびに小布施の良いところを見せつけられた。ツアー客が多い小布施町だったが、長く滞在すればするだけ、そのよさが心に染み渡った。来てよかった、小布施。「また訪れたい商店街ランキング」があったら、確実に1位に小布施町を選ぼうと思う。037a

高井鴻山記念館にて。

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なりたい!ミスターチルドレン(1)

※このネタは、Mr.Children HOME TOUR-in the field-のセットリストの表記があります。ネタバレOKな人だけ、苦笑して見てください。そのほかの人はスルーでお願いしますね。

ミスチルのライブに行ってきた。ひょっとしたら私だけかもしれないが、好きなアーティストのライブに行くとつい一緒に歌ってしまう癖がある。今回ももちろんそうだったのだが、あまりにも興奮しすぎて、隣りの人に気遣いながら歌うのでは物足りなくなってしまった。私もライブがやりたい。できればミスチルのライブが!

Dscf1412 とりあえずいつものように格好から入る。

■ ギターの代わりに

ミスチルと言えば桜井さん。桜井さんといえばギター。しかしうちにはギターがない。それに私はギターを買っても弾くことができない、全くの素人である。練習しても逆に時間がかかり、ライブ熱が冷めてしまう。仕方ないので、以前母にお土産でもらったウクレレを使うことにした。Dscf1413

久しぶりに出した。

こいつでいわゆる「弾き語り」ってのをやってみたら、ちょっとはその気になるんじゃないだろうか。さっそく練習に入ります。Dscf1415

・・・コードって何だ?

ふふー♪・・・?

ふーーんふふふふーーーーん♪♪・・・??

ふんふふーんふふー♪♪♪・・・???

だめだ・・・コードがいまいちよく分からない。だいいち、ウクレレもちゃんと弾けたことなかったじゃないか。あーもうめんどくさい。とにかくめんどくさがりな私は練習が大嫌いなので、練習をすっとばしてライブ会場に行ってきます。

■ ライブ会場に到着

というわけで、車でやってきましたライブ会場。Dscf1428

目の前に広がる大平原。

Dscf1430本当はここにステージ建てて野外ライブがしたいけど・・・。Dscf1431

なんせ何にもないので、今日は反対側の・・・カラオケで。

Dscf1422「Ms.Children in SHIDAX」とか言ってみたり。

ミス・チルドレン、略してミスチル。だんだんその気になってきた。あ、でもよく考えたら一人だからミス・チャイルドかもしれない。どうでもいいことだが。

さて、入ろう。と思ったが、肝心のお客がいない。心の中は6万7千人だが、せめて本当の客がほしい。というわけで、今回は友人Kに協力してもらった。私のライブなのに協力っていう言い方もへんだけど。決して理解することのできなかった、ジャイアンの気持ちが少しだけ分かった気がする。

入店直前にあることに気づく。

ミスチル帽子にミスチルTシャツの、「ミスチルかぶれ」な格好ではただのファンだ。今日の私はミスチルのファンではなく、ミスチルそのものだ。自分に言い聞かせて私服にもどした。  Dscf1425_3

間違い探しみたい。

ミス・チャイルドライブインシダックス、開演間近だ。

写真の撮影や録音は禁止です → 「なりたい!ミスターチルドレン(2)」

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なりたい!ミスターチルドレン(2)

開演前の様子を見る → 「なりたい!ミスターチルドレン(1)」

■ セットリストの確認。そして開演。

ライブといえばセットリストだ。今回のライブは、最近いちばん感動したライブ、「Mr.Children HOME TOUR―in the field―」と同じセットリストで歌いたい。実際のライブでは、アンコールの最後が新曲「旅立ちの唄」だったが、まだカラオケに入っていなかったため、同じ曲調の自分の好きな歌と差し替えた

A_2「彩り」「名もなき詩」 お客さんは一人だけど、心の中は日産スタジアムの歓声だ。

ああなんか、想いが開放という感じ。しかしこのままではただの自己満足カラオケだ。 B

「星になれたら」「シーソーゲーム」 頑張ってちょっと立ってみようか・・・。 

やはりライブは座っていてはできない。2人なのに1人立って歌うのは少し勇気がいるが、そこはミスチルになるためだ。頑張ってみる。私が立っただけで、この部屋の起立率が50%になるじゃないか。C

「CROSS ROAD」「Tomorrow never knows」 マイクが友達。

友達がトイレに行ってしまったので、実質一人カラオケになってしまった。こんなときに店員が飲み物をもってきてしまったらどうしよう。「友達の歌だったんですけど、トイレに行っちゃって・・・。」とか何とか言っておこうかと思ったら、帰ってきた。ああ、よかった。D

「my life」「ひびき」 テンションあがってきます。E

「もっと」「HERO」 キムタク主演の映画じゃないよ。F

「Imagine」「CENTER OF UNIVERSE」 実は歌うの初めてな2曲。

それにしてもあれだ。2、3回聴いたことはあっても歌ったことがない歌をカラオケで歌うのは勇気がいる。イントロが聴こえてきて「あれ、どんな歌いだしだっけ?」という感じが、中学の一夜漬けで臨む中間試験によく似ている。無駄なドキドキだ。本当はもっと違うときめきがほしい。

N厳しい表情の友人。コイツ、本当にファンなのか。

やたらとノリの悪い友人をよそ目に、ヒートアップしていく。

G_2 「Dance Dance Dance」「フェイク」 確かライブでは花火がバーーンッッと!

H「Any」「口笛」 普通に歌いやすかった。18番にしようか。I

「Sign」「ポケットカスタネット」 ああ、涙が出そうだ。

J

「Worlds end」「終わりなき旅」 モニターに近づきます。

次が最後の曲です。聞いてください。(→言ってみたかった) K_2

ダーリン ダーーーーーリーーン♪♪・・・って呼べる人がほしいな。

ライブは一旦ここで終了。「サンキュー!ありがとう!バイバイ!!」って言って、トイレに行った。

アンコールへ → 「なりたい!ミスターチルドレン(3)」

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なりたい!ミスターチルドレン(3)

なぜこうなったのか見たい → 「なりたい!ミスターチルドレン(1)」 もういちどライブが見たい → 「なりたい!ミスターチルドレン(2)」

■ アンコールの声が。

トイレからもどってくると、アンコールが始まっていた。心の中で。というわけで、アンコール3曲いってみよう。 L

「Wake me up!」「イノセントワールド」 やっとここまできました、ミスチルの王道。

そして最後は新曲・・・といきたいところだが、歌えない(曲が入っていない)のでここは曲を差し替える。 M

「くるみ」 こんな格好で歌える歌ではないのだが。

テンションがあまりにも高くなりすぎて、高いところから降りられなくなった。くるくるイスでバランスを崩しそうになったが、そのスリルが逆に快感になるほどだった。

■ 友人が始動

ライブ1本分を歌いきって充実感で満ちていた頃、ずっと無言だった友人がとうとうマイクを取った。無言で曲をいれ、イントロが流れ出す。聞いたことがない曲だ。O_2

ムーチョって、何語だよ。

っていうか、うまい。

うますぎだ。

しばらく会わないうちに何があったんだ、友人。後から聞いた話あの曲はスペイン語の歌で、彼女は1年間スペイン語圏に留学に行っていたらしい。それはそうと、いい声をしている。私の1本分のライブがこの歌に全て持っていかれた気がした。

■ 喉と利き手が歌い疲れした

今回、ミスチルライブを1本丸々歌ってみて、そうとうなエネルギーと精神力を要する事がわかった。メンタル的な面は、ほとんどファンに支えられるのかもしれないけど、東京ドームや日産スタジアムのあの大きなステージを、はじからはじまで走りながら歌えるのだからやっぱりプロだ。あと、練習は必要だと思った。ライブは観るのが一番。ジャイアンもそのうち気づくかもしれないな。 P

やっぱりかぶれのまんまでいいや。

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消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(1)

Photo_2  このネタは、DPZコネタ道場に紹介されました

このおじさんをご存知だろうか。Ginsetu_2 

せむし男。

130年もの歴史をもつ武蔵村山市の地酒、「吟雪」のイメージキャラクターである。「テレビCMに出てなかったっけ?」と錯覚を起こすほど、その風貌は地元民に定着しており、誰もが一度は目にしたことがあるであろうおじさんである。きっと。

その有名おじさんの酒蔵が、もうすぐなくなってしまう。せめてなくなる前の様子をと思い、足を運んでみた。

■ かくれおじさん発見

車を走らせていると、あの吟雪おじさんの看板を発見した。 Dscf1420

長い年月で薄まってしまった。Dscf1421

電柱に隠れているが、ダブル看板。

吟雪がなくなってしまったら、あの看板もおじさんもなくなってしまうのだろうか。

■ なつかしの外観に思いを馳せる

それらしい壁を見て、胸が高鳴る。

Dscf1306 そうそう、この格子模様。

昔から「忍たま乱太郎」を観ていた私は、よく昔の城と勘違いした。だって手裏剣とか飛んできそうじゃないか。むやみに壁に張り付いてみたかったが、くるりと回転したら怖いのでやめた。ちなみに妹もやはり「歴史的な建造物」と勘違いしていたらしい。やはり兄弟だ。

Dscf1319 金具のついた投げ縄を投げて、壁を登ってみたい。

この壁もみんな壊されてしまうのかと思うと、もったいない気がしてたまらない。地方の町だったら、たぶん観光資源として残してくれるのになぁ。Dscf1302

煙突に見せかけたモチーフはフェイク。

高さ10メートルくらいありそうな、吟雪の瓶モチーフ。その隣にお酒のケースが絶妙なバランスで積み重なっていた。こいつらはみんなどこへ行ってしまうのだろうか。

■ 突撃ショールーム

吟雪商品が売っているショールームに入ってみることに。人気が無いので、入るのには勇気がいる。日本酒なんて、おみやげでしか買ったことがない。Dscf1304

「長い間ありがとうございました」セールが催されていた。

紅白の垂れ幕が切なさをそそる。ああ、本当になくなってしまうのか。何とかして残せないものか。Dscf1308_2

値下げの仕方が尋常じゃない。

値下げの上に、さらに値下げ。この後店に入っても、衝撃的な値下げを目にすることになる。 Dscf1310

1本500円とか、2本で300円とか。Dscf1309

「あ、不思議なお酒」を発見した。

とにかく安い。私は日本酒をほとんど飲んだ事がないため、お酒の知識が全くない。一番安いお酒を目当てに足を運んだため、何を買ったらいいのか迷ってしまった。

店内には私のほかにもう一人おじさんがおり、カウンターの女性と話をしていた。どうやら男性は「日本一うまい日本酒を飲む会」というのに所属しており、以前から吟雪のファンだったという。何度も「本当になくなっちゃうんだよね?」と聞き返す姿勢に、吟雪への愛を感じた。Dscf1311

酒屋さんが使っているような財布も売っていた。500円。

話の流れによれば、女性は渡辺酒造の社長の妹らしい。「何で無くなっちゃうの?」というおじさんの質問に対し、「いろいろありまして・・・」と苦笑いで答えていた。100年もの歴史が途絶えてしまうわけだ。相当な理由があるのだろう。

話に割って入る → 「消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(2)」

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消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(2)

 もう一度、外観なんかが観たい → 「消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(1)」 

■ 「物が大きすぎるので・・・」

せっかくなので、途中から私も話に割って入った。

私「本当になくなってしまうの、残念ですよね・・・。」

店員「そうですね・・・。」

おじさん「江戸東京建物園とかに、寄付できないもんかねぇ?」

店員「それも検討したんですけど、何せ、物が大きすぎるので・・・。」

おじさん「建物園って、小金井公園にもあるよ?」

私「ああ、建物園とかいいじゃないですか。」

店員「運ぶのにも、ものすごいお金がかかりますし・・・何せ大きいので。」

おじさん「崩した木材とかはどうするの?どこかに寄付するのかい?」

店員「いえ、とにかく大きいので、それはできないんです。普通の木造建築に使う木材の3倍は大きいので・・・。」

おじさん「もう中は見れないんだよね?」

店員「ええ、もう中には(業者の)人が入っているので・・・。」

私「・・・何年くらい建ってたんですか?」

店員「そうですね、一度、火事で焼けているので・・・。それでも100年以上は建ってると思います。」

おじさん「もったいないねぇ・・・。」

その後も「もったいないねぇ」を連発するおじさんだったが、宅配でたくさん日本酒を注文してから帰ってしまった。おじさんが帰った後、レジでお会計をしながら、「本当に残念ですね」という話をした。たまたま来店した訳を話したら、酒蔵の樽を特別に見せてくれるとのこと。言ってみるもんだ。

写真が撮れるとワクワクしていたら、さっき帰ったおじさんが再び顔を出し、「中、本当に見れないんだよね?」と聞いてきた。店員さんは「すみません、業者が入っているので。」と答えていたが、タイミングの良さといいなんといい、コントのようだった。

おじさんがいなくなったのを確認すると、「さあ、おじさんが来ないうちに早く!」と言って小走りで中に案内してくれた。悪い事をしているわけではないのだが、おじさんに見つかるか見つからないかのスリルで、アドレナリンが大変なことになっていた。追っ手から逃げるために逃げ道を広げてくれた、みたいな。きっと店員さんも同じ心境だったのかもしれない。恩人だ。 Dscf1317

「さあ!早くこの奥へ!!」

この奥に、大きな酒樽がたくさんあるのかなぁ。とにかく小走りで店員さんについていく。

中に入ると、大きな酒樽がたくさん並んでいた。はしごがかかっており、「写真を撮るならその上に登って撮るといいと思いますよ。」と教えてくれた。親切すぎる、渡辺酒造。はしごをカツカツ登っていくと・・・ Dscf1314

どどーーん。 Dscf1316

どどどーーん。

Dscf1312

写真がぼやけているのは私が涙目だったから。

写真では限りがあるが、本当はもっとたくさん写っていた。高さはだいたい3メートル弱くらいあっただろう。はしごを降りる時、無駄にドキドキしてしまった。はやく降りないとあのおじさんが追ってくる気がして落ちそうになった。こうなるとちょっと厄介だな、あのおじさんの幻影。

酒造りはたいてい3月までに済ませるので、今はもう動いていないらしい。ここにある大きな樽全て、ほとんど3人の職人(+ときどき社員)で回していたという。今はもう動いていないとはいえ、センチメンタルな気持ちでいっぱいになる。

最後、酒造を後にする際に店員さんが、「煙突を撮るときは、道路を渡ってからがいいですよ!」と教えてくれた。どこまで親切なんだ、渡辺酒造。Dscf1321

ここからもう煙が上がることはない・・・。

下戸が日本酒を飲みあさる → 「消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(3)」

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消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(3)

築100年の建物を見る → 「消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(1)」 その中を見る → 「消え行く歴史~なくなる地酒『吟雪』~(2)」

■ 実際に飲んでみる

買ってきたお酒を並べてみたら、ちょっとリッチな気分になった。こいつらがもうなくなってしまうだなんて、未だに信じられない。普通に酒屋に行けば売ってそうだ。 Dscf1325

こんなにお酒を買ったのははじめてだ。

6本買って、1350円だ。やっぱり安い。閉店セールだからか、お猪口を2つとタオルまでつけてもらった。

普段お酒を飲まないだけではなく、もともとすごく弱いたちなので、これだけ飲むのには相当な時間がかかりそうだ。少し味見をして、あとは父に協力してもらおうと思う。

①「あ、不思議なお酒」Dscf1359

飲みやすさ ★★★★★

「不思議なお酒」の名前の通り、日本酒らしからぬ味がした。これなら私でも飲めそうだ。お米のワインという感じ。うまい。

②「純米吟醸 東京」Dscf1363_2

飲みやすさ ★★☆☆☆

ああこれだ、水と間違えてお父さんのお酒を飲んだ時の味。私にはまだちょっと早いみたい。くわーーっ。

③「純米」 Dscf1437

飲みやすさ ★★☆☆☆

最初は何てことなかったのに、後から胃が燃えた。寒い国でウイスキーをぐいっと飲む感覚はこれか。

④「CANDY」Dscf1438

飲みやすさ ★★★★☆

「あ、不思議なお酒」だと思った。キャンディーの割には甘さ控えめな気がするけど、それは私が甘党だからかもしれない。

⑤「芳醇清酒 吟雪」Dscf1439

飲みやすさ ★★★☆☆

あ、苦くない。この味、初詣で行く地元神社のお神酒の味と同じ気がする。あ、おみくじ引いたら末吉で微妙だ、みたいな。

⑥「本醸造清酒 吟雪」Dscf1443

飲みやすさ ★★★☆☆

あれ、初詣の味はやっぱりこっちだったかもしれない。なんだこのあいまいな幼少期の記憶は。

言うまでもないがこの飲みやすさレベルは、日本酒をちゃんと飲んだことがない、甘党の、お酒がめっぽう弱い私の好みのレベルだ。父が飲めばまた結果は変わってくるだろう。多分、全て5つ★がつく気がする。

■ 止まる歴史、進む発展

店員さんが勧めてくれた青い瓶のお酒を飲むのは、私にはまだ早いようだった。店の一番人気を聞いた私も私だったが、もう少し大人になるまで吟雪が残っていたらよかったのに、と残念だった。

最近できた巨大ショッピングモールに押され、商店街は廃れ気味、地元のシンボルである三本榎が切られて道路になるかもしれないといった噂すら聞く。確かに地元が発展し、賑わうのは嬉しいし誇らしいことでもある。しかし、発展よりも大切な、守るべきものの存在を忘れてはならない。地方自治体には今後、そうした「守るべきもの」を見出し保護する目を養うことに期待したい。Dscf1307

酒蔵のシンボルともいえる酒林。

渡辺酒造合名会社      東京都武蔵村山市中藤1-15-1

TEL 042-562-3131
FAX 042-562-5123
                 http://www.ginsetsu.co.jp/

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エアコンの自由研究(1)

20070616_193343_anime_4 この記事はDPZコネタ道場で紹介されました

冷房は冷たい風が出る。暖房は暖かい風が出る。でも、同じ設定温度だとしたら、いったいどんな風が出るのか。その風にはどのような違いがあるのだろうか。高校の夏にふと浮かんだ疑問をサクッと解決してみよう。

■ 実はあまり使わない

我が家はめったにエアコンをつけない。あまり家に人がいないというのもあるが、たいていの暑さは扇風機や窓からの自然の風で涼めてしまう。私の部屋にもエアコンがあるが、数年使っていないため、ベランダのエアコンの管を通す穴にスズメが巣を作ってしまったほどだ。それでますますスイッチを押せなくなってしまった。

そんな私の部屋にあるエアコン。見かねた父が居間に付け替えてしまった。Dscf1301

これでもうちでは一番新しい。

これでもって、今回は調査を行いたい。調査方法はいたって簡単。冷房と暖房、それぞれ同じ設定温度の風を10分づつ出し続け、その温度変化を比べるというものだ。

今回の調査は9畳一間で室温の変化を検証する。また、暖房、冷房どっちつかずという、中性的な25℃を設定温度として定める。

※ただ実験するだけではつまらないので、ぜひ実験結果の予想をしてみてください!下のフラッシュにある選択肢をひとつ選ぶと、みんながどっちに投票したのか分かりますよ。

調査結果を見る → 「エアコンの自由研究(2)」

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エアコンの自由研究(2)

みんなの調査結果予想を見る → 「エアコンの自由研究(1)」

■ 冷房から検証開始

まずは室温を計測する。もらったお土産の温度計をエアコンの向かいに設置する。Dscf1272_2

この日の気温、30度。暑い・・・。

準備完了である。さっそくリモコンが、25℃冷房になっていることを確認してボタンを押す。Dscf1281_2

そういえば1年ぶりの「ピッッ」だ。

当然のごとく涼しい風が出てきた。これで10分後の室温を計測する。

Dscf1282_2この時点ではまだ暑い。Dscf1283_2

10分経ちました。

さて、室温はどうなっているだろうか。温度計を見るまでもなく、体感温度ではだいぶ涼しくなったように感じる。かえって涼しくなっていなければ困るのだが・・・。Dscf1286_2

至極当然の結果。

28.5℃、-1.5℃である。そこまで珍しい現象ではない。

■ 暖房25℃にチャレンジ。

時間を空けて室温が元にもどったのを確認し、暖房の25℃を放出する。と、文章にして書けば簡単だが、実際ボタンを押すためには多大な勇気が必要であった。高校の陸上部時代、厳しい練習メニューをDscf1289_2言いつけられたときの感情に似ている。当時の事を思い出すと、なぜか心臓がバクバクして手汗をかいてしまう。ましてやこの後暖房をつけるというのに。自棄半分、ノリ半分でスイッチを押す。

夏には見ることのない表示。

ちょっとまて、何も私がこの部屋で耐える意味があるのだろうか。一瞬疑念がよぎったが、私がいなくなった事により、部屋の条件が変わってしまう。ここは我慢して10分耐え忍ぶしかない。Dscf1290_2

13時42分くらいからはじめる。

涼しくなるどころかむしろ、むわっと湿気のある空気が降りてくる。

暑い。

念のため、吹き出し口から出る風を確認した。Dscf1291_2

うぁっはぁ~、温かい・・・。

温かい風が出ているということが分かったとたん、時計の針がゆっくりになったようだった。気のもちようとはこのことだろうか。

だめだ、もう限界だ。Dscf1292_2

「約10分」ということで許してほしい。

こんな調査でいいのだろうか。とりあえず、室温を計測する。

Dscf1293_2 温度計から受けるひどい仕打ち。

何も変わっていないじゃないか。すこしだけ涼しくなっているとか、むしろ暑くなったとかあればよかったのに。究極に地球に良くない設定だ。

このなんとも言いようが無い結果をグラフにまとめてみた。もう少しこまめに計測していればよかった・・・。作成しているうちに、グラフの必要性にも疑問がわいてきた。疑問だらけの一日だ。Graph

見ていると恥ずかしくなってくる。

次、まとめます。 → 「エアコンの自由研究(3)」

追記(9月10日):冷房25℃設定だと、室温28.5℃になるかと思いきや、きっかり25℃になってました。うっかり間違えです。ごめんなさい。

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エアコンの自由研究(3)

みんなの調査結果予想を見る→「エアコンの自由研究(1)」 調査結果を見る→「エアコンの自由研究(2)」

■ なぜ、冷たい25℃の風、温かい25℃の風が出てくるのか

エキサイトニュースによれば、

冷房の場合は、室外機から液体の冷媒が室内機に送られると、冷媒は気体に変えられて、このときの気化熱で部屋から熱をうばい、冷たい空気を室内に放出する。暖房の場合は、この冷媒の流れる向きを逆にして、室外の空気から熱を奪った冷媒を圧縮機で高温・高圧にして、室内機の熱交換器に送り、温かい空気を放出しているのだ。

ということらしい。難しい。要は、同じエアコンでも、風の作られ方が違っているということか。また、同ニュース中の家電メーカーへのインタビューによれば

『同じ室温にするのでも冷房と暖房はその吹きだす温度が違うんですね。たとえば、室内の設定温度を26度で考えると、外の気温にもよりますが、冷房だと吹きだし口から出る風の温度は5度くらいで、暖房の場合だと50~60度になるかと思います』

とか。ということは、私は30度の部屋で、50~60℃ほどの熱風を触って騒いでいたわけですね。そりゃ暑いわけだ。ちなみに、

『部屋の温度が設定温度以上に暖かくなっていると、室温より温かい風はでませんね。部屋と同じ温度の風、いわゆる普通の風だと冷たいと感じるのだと思います』

らしい。あの時出た熱風は何だったのか。

(参考:http://www.excite.co.jp/News/bit/00091133946198.html)

ちなみに祖父母の家、新潟県は、何もしないのに24℃だった。Dscf1101

雨は降ってたけど真夏です。

■ やっぱり自然が一番

エコして涼むのが一番とはいえ、やはりエアコンは地球環境に良いとはいえない。ここまで科学技術が発達したにもかかわらず、豚や白熊が流氷で流されたり、海面上昇などの地球温暖化が問題となっている。やはり、昔ながらの涼み方が地球にも、身体にも優しいといえるだろう。もしくは暑くてだるい時は、水族館に涼みに行ってもいい。忘れかけていた夢を見つけることができるかもしれない。Dscf0992

今年の夏に水族館で発見した、オオクワガタ。

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古きよき時代のファミコンへ捧ぐ

20070616_193343_anime_3   この記事はDPZコネタ道場に紹介されました

最近、「ゲームセンターCX」というDVDが、うちの店(ビデオレンタルショップ)に入ってきた。ただ単に、「よゐこの有野晋哉がひたすらファミコンのゲームをする」といった内容なのだが、やたらと気になる。しかし、300円出してまで借りたいとは思わない。とはいえ、ディスプレイ用のテレビからファミコンの音楽が流れていると、仕事中にもかかわらずつい聞き入ってしまう。あのファミコンの音楽を再現したい。そう思って色々あさってみた。

■ うちにあるファミリーコンピューターたちDscf09811

日焼けが時代の流れを感じさせる。

これはうちに代々伝わっているファミリーコンピューターである。物心ついたときから家にあったと思うので、約20年ものだと思う。ソフトもこんな、統一性のないものばかりである。ここからうちが、ミーハーゲーム一家であるということがわかってしまう。恥ずかしい。Dscf09781

北斗の拳のRPGなんて、誰が知っているだろうか。

今、家の中でもっとも新しいゲーム機はwiiである。20年経つと、コントローラーがリモコンになり、2次元の操作が3次元の操作へと進化した。さすが、21世紀だ。

Dscf09851 長老と若造。礼儀がなっとらん。

■ 製作開始

実際にプレイもしたかったが、ケーブルが1本なくなってしまったため、テレビに接続することができなかった。命綱が・・・。残念である。

気を取り直して、ファミコンっぽい音楽製作開始だ。今回はたまたまDPZを観ていて「林さんって、ホントに鳩が好きなんだなー」と思ったことから、「はとぽっぽの歌」を昔ゲーム風にアレンジすることにした。2階から目薬。棚からぼたもち。

とはいえ、パソコンでの音楽の作り方がわからない。ずっとピアノを習っていたので、五線譜があれば何とかなるのだが、プログラムなんたらというのでは作成できない。というわけで、ネットで調べてみたところ、MIDI作成フリーソフトが配布されていたので、早速ダウンロードすることにした。

今回使った『ミノ式MIDIシーケンサ』はこちらDscf09881

こうして譜面に音符(?)を打っていく。

マリオペイントというスーパーファミコンソフトで何度も音楽を作っていたので、使い方はすぐに理解できた。こういうときに、「音楽やっててよかった」と思う。もっと他の場面でも思いたいのだが・・・。

というわけで、どうでもいい話をしているうちに、3曲完成した。

■ 第一作品 「アクションゲームっぽい はとぽっぽ」Ntd04003_01w

飛んだら無敵。

「hatoaction.mid」をダウンロード

フラワーを食べると、口から豆を吐く。もちろん音は、「ポロッポ、ポロッポ」。

■ 第二作品 「クリア レベルアップだぽっぽ」Photo

花火の音は、さえずりと化す。

「hatoclear.mid」をダウンロード

色が濃くなっているのは気にしないで欲しい。しかし、「鳥のさえずり」とはよく聞くが、「ハトがさえずっている」とはあまり聞いたことがない。ハト差別だ。

■ 第三作品 「RPG城っぽい はとろぽっぽ」Dorakuesannnihoriegadeteru

ハトとしゃべる男がいる。

「hatoshiro2.mid」をダウンロード

ちょっと遊びで、この曲の音を変えてみたのだが、曲の雰囲気が一転した。まるで主人公が悪の大魔王(実は教会の神父がボスだった)と対面しているかのようだ。

同じ二和音なのに、豪華さもアップして、ファミコンからスーパーファミコンに格上げされたかのようだ。

「hatoshiro.mid」をダウンロード

■音が変わると時代も変わる

少し音の種類を変えただけなのに、あんなにも曲の雰囲気が変わってしまうことに驚いた。やっぱり楽器はすごい。ポイントはやはり、二和音~三和音で作ること、ファミコンっぽい素朴な音を使うこと、単純なメロディーを元に作ることであろう。断言はできないが、なんかそんな気がする。

そんなことよりも、ファミコン時代のゲームっぽい音楽が作れて楽しかった。曲だけでなく、画像を加工したり、本物のプログラマーになった気分だ。今度はあの名作、「ファミリースタジアム」を画材に使ってみたい。もちろん主人公はハトで。

Gameweekdq49 たんまりとおくれ。

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最終コンビニを目指して

Photo_2

このネタは、DPZコネタ道場で紹介されました

昨日からとうとう学生生活最後の夏休みに入った。思い返してみると、大学生の夏らしい思い出といえば、2年生の夏に行ったキャンプがせいぜいだということに気づいた。あの夏、氷川キャンプ場へと向かう道中、「最後のコンビニ」という気になる看板を見たような記憶があるが、定かではない。看板も記憶も気になるまま放置して悔いを残すくらいなら、この夏「気になる看板を探す思い出」をつくってやればいい。そう思って、2年前の記憶だけを頼りに「最後のコンビニ」を探しに行くことにした。

■ 「あの日」は今日のように快晴だった

2年前にクラスで訪れた氷川キャンプ場は、東京都の西の西のそのまた西の端っこの方に位置している。周りは緑に囲まれており、多摩川の上流が流れ、自然豊かな地であった。電灯も少なく、夜になると1m先は何も見えない状態になり、肝試しのときに2人ほど遭難して、みんなで探し回った記憶がある。蚊にたくさん刺されてかゆかった。Dscf0882

こんな日には外に出なきゃもったいない。

新青梅街道を、西へ西へと快走していく。平日の昼間ということもあり、行きはかなりスムーズに車が進んだ。

■ 青梅の車窓から

40分ほど車を走らせると、だんだん緑が多くなってきた。Dscf0889

田舎の祖母の家を思わせる。

念のために記しておくが、ここもれっきとした東京都である。この線路をたどっていけば、JR青梅線の駅につながっている。この辺の駅は、ある時間を過ぎると無人駅になるのだが、治安の良さを物語っているように思える。Dscf0890

あ、橋だ!!

橋とかトンネルを見つけると、ついテンションが上がってしまう。独りだけど。周りの車は迷惑そうだったが、容赦なく車をわき道に止め、写真を撮りまくっていた。だってきれいなんだもん。仕方がないじゃないか。

■ 折り返そうかどうか

車を走らせて約1時間。とある看板が目に入ってきた。Dscf0899

高橋直子選手もここで折り返した。

青梅マラソン30km折り返し地点だ。私の父は走るのが大好きで、毎年この青梅マラソン30kmを走っていたが、まさかその折り返しがここにあるとは思わなかった。一度だけ父に便乗して10kmに出たことがあるが、一回で十分だとひしひしと感じた。10kmであれほど辛かったのだから、もしもここで折り返して、同じ道順に走って帰れと言われたら、精神的にやられること間違いないだろう。

今日は青梅マラソンのレポではなく、「最後のコンビニ」を目指しているため、ここでは折り返さない。折り返してなるものか。

■ 時速30キロで気をつけながらキョロキョロ走る

記憶が次第にあいまいになってきた。この辺にあったような、右側にあったような。もう少し先だったような、もっと手前だったような。たった2年でこれだけ記憶があいまいになるのだから、長期の裁判なんか、もっと記憶があいまいなんだろうと、勝手な解釈をしてしんみりする。

兎にも角にも、あの「気になる看板」を見つけなくては話にならない。あの看板はもう通り越してしまったのだろうか。そんな不安が頭によぎるその瞬間・・・ Dscf0903

あ・・・

Dscf0900

最終コンビニの看板だ!!

やはり私の記憶は正しかった。「最後のコンビニ」ではないが、「最終コンビニ」という名で、その看板は存在していたのだ。あとは、この看板の道順を頼りに、「最終コンビニ」を探すだけだ。

それにしても、なんともシンプルな地図だろう。それだけ分かりやすい位置にあるということだろうか。

■ 最終コンビニ、見つかる

あの看板から10分もしないうちに、それは見つかった。最終コンビニだ。 Dscf0905

2年越しの想いがこもっている。

氷川キャンプ場のすぐ近くに「最終コンビニ」があった。こんなに近くにいたのに気づかない、2年前はなんともどかしいすれ違い人生だったのだろう。2年間という時を経て、やっと出会うことができた。

さっそく、中に入ってみると、「いらっしゃいませー」と、若い少年の声が。レジを見やると、パジャマのような、しかしおそらくコンビニの制服であろうシャツを着た高校生(推測)が立っていた。何も買わずに出るのも恥ずかしいので、特に喉は渇いていなかったが、お茶だけ手にとってレジへ向かう。ついでにちょっとだけ話を聞いてみよう。

私「ここって、『最終コンビニ』ですよね?」

店員「はい、そうですね、『最終コンビニ』です。」

私「『最終コンビニ』という名珍しさに来る(私のような)お客さんっているんですか?」

店員「いえ、どちらかというと、観光でいらっしゃるお客様の方が多いです。」

私「そうですか。『最初コンビニ』ってあるんですかね?」

店員「え?『最初コンビニ』??」

私「ええ、『最終コンビニ』の反対で『最初コンビニ』です。」

店員「東京都の一番東側に行けば、あるんじゃないですかねぇ?」

私「そうですね。ありがとうございます。」

店員「いえ、ありがとうございました。」

何が最終かと思ったら、コンビニが位置する場所のことであった。Dscf0904

地理的条件をうまく宣伝に利用している。

どうでもいいが、後ろにある車は私の車だ。駐車場がないので、近くに止めておいたら、店の前にいたおじさんに目で叱られてしまった。

■ 奪われた最西端

本当に最西端なのか確かめるため、もう少し先まで車を走らせて見ることにした。2、3キロ走ったが、コンビニらしき店は周りに見当たらず、そこから先は峠道になっていたため、引き返した。引き返す途中で、「最終コンビニ」のすぐ10mほど東よりに、タイムズマートというコンビニを発見した。Dscf0907

控えめなコンビニだ。

「最終コンビニ」を探すことに夢中になって、うっかり見過ごしそうになっていた。①「最終コンビニ」のすぐそばにある、②外見が「最終コンビニ」よりも古い、ということから、かつてはこのタイムズマートが最終コンビニだったのではないかと予想がつく。10m先にできたデイリーヤマザキによって、冠を奪われてしまったのだろう。無念。

ちなみに、このコンビニを逃すと、先7キロ走らないとコンビニにはありつく事ができない。それを知り、「コンビニまで10分歩くよ」という愚痴をうかつに口にできなくなってしまった。「うちなんて3時間歩くよ」と言われてしまってもおかしくない。そうなってしまえば、もはやコンビニエンスどころではない。

■ 最東端のコンビニこと、「最初コンビニ」

最終コンビニがあるくらいだから、その真逆、最初コンビニがあるに違いない。そう思ったが、最初コンビニを探す手がかりを求むべく、「東京都 最東端」と検索ボックスに入れて調べたが、東京都の最東端は日本の最東端、つまり、南鳥島であったことを思い出した。350pxogasawara_islands_ja

1ヶ月前の教育実習で教えたのに・・・。

うかつだった。本来ならば、南鳥島へ飛び、調べたいところだが、今はお金も時間もない。それに、観光目的ならともかく、はっきり言って、「最初コンビニ」を探すだけの旅はイヤだ。

というわけで、最初コンビニについてはあまり触れないでおく。知っている人いたらぜひ教えてください。

■ 逆転の発想

最終コンビニの先を見に行って戻る途中、ある事に気づいた。山梨県側(西側)から東京に向かって来る人にとっては、最終コンビニではなく、最初コンビニになるのではないか。つまり、私が探し求めていた「最終コンビニ」は、都心を中心として東京都をとらえた誰かが名づけたということになる。しかし私は、今回の事例のように、「最終コンビニ」が「最初コンビニ」となりうることを、学生最後の夏の思い出として記憶していたい。

他にももっと思い出、作るけど。Dscf0910

自然の中に、分不相応な物を発見した。

追記(8月10日):「南鳥島」には、滑走路しかないという情報が。ということは、最初コンビニもとい、東京都の最東端コンビニは、他の島もしくは本州にあるということか!

調査不足です。

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自分のボトルキャップが欲しい(1)

Photo_2  このネタは、DPZコネタ道場に紹介されました

ボトルキャップが好きだ。中でも、数年前に発売されたペプシコーラのオマケである、スターウォーズのボトルキャップが一番のお気に入りだ。ボトルキャップ欲しさにコーラを買っては「かぶった」「かぶってない」で一喜一憂し、かぶってしまったボトルキャップは、ことごとくまとめて後ろの列に追いやっていた。

そんなボトルキャップの有効な使い道がないか考えた。一度は考えたジェダイへの道。ここでまたその想いをよみがえらせてみてはどうか。というわけで今回は、絶対になるはずのない、自分自身をボトルキャップに落とし込んでみた。Dscf0770

一世一代の無駄遣い。

■毎度おなじみのあの店で・・・

工作コネタでおなじみの100円ショップへ行き、材料をそろえる。デイリーポータルZの企画では、もっぱら東急ハンズが取り上げられているが、そんな予算はない。安く、早く、確実に、ファーストフードの掟が活かされてこそ、私のコネタが成立する。お金がかかってしまっては意味がないのである。

Dscf0773 500円以内で購入。遠足のおやつではない。

【材料】 紙粘土 絵の具 ニス いらないボトルキャップ

はじめは「かぶっているボトルキャップ」を使おうと思ったが、切断場面になり、もったいなくなってしまい、やはり「いらないボトルキャップ」を使うことにした。

■まずは分離作業から

まずは「いらないボトルキャップ」の「いらない部分」をカッターで切り取る。Dscf0776_1

全身怪我しているペプシマンに追い討ちをかける。

普通は逆かもしれないが、今日の私は下の土台に興味がある。のこぎりの要領で、キコキコ切り取っていく。デリケートなので、土台を傷つけないように・・・。

Dscf0777少しだけかわいそう。

最後の1つをキコキコしている時に、妹が一言。

妹「それ、引っ張ればすぐ取れるよ。」

言われたとおり引っ張ると、いとも簡単に(しかもきれいに)分離することができた。妹よ、なぜそれを先に言わぬ・・・。何とか無事に3つのボトルキャップ分離に成功した。

■紙ねんどで「普通は重視する部分」を作る

土台さえ確保できれば、後は上の部分を作るだけである。なんだ、案外簡単に作れそうだ、と思っていたら大間違い。スキーで言うと、やっとリフトの列に並べたくらいだろう。Dscf0780

職人のような手つきで作業を進める。

つまようじや綿棒を駆使して、何とか形を作り上げる。これが意外と細かい作業で時間がかかる。本当はボトルキャップによくある全身像も作りたかったが、私の手先では無謀だったため、断念した。Dscf0782

大まかな顔の形ができた。

記事で書くとあっさりだが、この写真とその前の写真との間には、血が滲むような努力が省略されている。時間にして約1時間。見た目ばかりに騙されてはいけない、一番の教訓だ。

Dscf0786

奥ではなぜか、妹が握り寿司を作っている。

ようじを使って細かい線を入れていく。このとき出てくるカスが邪魔で、なかなか思うように進まないのだが、このカスの塊がちょうどわたしの寝癖にマッチしていたため、そのまま残すことにした。これこそ、偶然の産物だ。

■ねんどの「余り」を使って・・・

「余り」とはいえ、ほとんど残っている状態だったので、その「余ったねんど」を使って、こんなボトルキャップがあったらいいな、と思うものも作ってみた。Dscf0787

ピッコロさんのデコ。

納豆の日に誕生日だった、バイト先のドラゴンボール好きにあげたい。何度見ても、私のつたない技術で再現しても、あのデコは魅力的だ。一歩間違えるとニコチャン大魔王になりかねないところがスリル満点だ。

Dscf0788ボトルキャップの限界に挑戦。

片足でも土台に立っていれば、ボトルキャップになりうるのではないかと思った作品。せっかくなので、ムキムキ(私の理想)なZ君を作ってみた。

しかし、手放すと・・・

Dscf0789いきなり限界を超えすぎた。

倒れてしまった。やはり針金か何かを入れないと、乾くまでバランスを保つのが難しいらしい。

しかし、せっかく作ったので、顔だけでもボトルキャップ化したい。

■そろった精鋭ボトルキャップたちDscf0792

勝者と敗者の図。

こうして3つのボトルキャップの原型が完成した。目の前には敗れ去ったペプシマン×2とスヌーピー。居場所を奪われたむなしさが感じられて仕方がない。

作品が乾くまでには数日かかるというので、今日はこの辺にしておこう。完璧に乾いてから、色塗り、ニス塗りをし、完成へと近づけたい。

後編 → 「自分のボトルキャップがほしい(2)」はこちら

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自分のボトルキャップが欲しい(2)

前編 → 「自分のボトルキャップが欲しい(1)」はこちら

■ いろいろ塗っていく

「ファーストフード並みのスピード」といいつつも、乾燥しきるまで5日間もかかってしまった。これから、私がもっとも苦手とする色付けにとりかかる。絵の具は失敗が許されない。5日間のプレッシャーがのしかかるが、ここまできたらやり遂げるしかない。色をつくり、細い筆で慎重に色を塗っていく。

ボトルキャップは基本的に「衣装」を身にまとっているが、私には「衣装」がない。残念だが、ここは「一番来たことがあるであろう服」として、バイト先のユニフォームを私の「衣装」とした。水色のシャツに短い青いネクタイが特徴的である。Dscf07971

シャツの色を濃くしすぎてしまった。

色を塗っていくうちに、色塗りが楽しくなってきた。図工や美術の時間の絵の具は嫌いだったのに。絵の具で色を塗っていると、自分の顔や身体にも何か色をつけたくなる。「つけたくなる」ではなくて、この時点ですでにつけた後だったのだが、さすがに載せるのは気がひけるのでやめておこう。ムーディー勝山でも想像しておけば、だいたい似たようなものだ。

色付けが無事に完了した。Dscf07991

顔はこれから作る。

私の顔がごつごつしているが、これはわざとではなく、模型を作っている時点でついたごつごつが、着色によって際立ってしまったのだ。髪の流れを作ったときに出た、つまようじのカスなんかも、排除しておくべきだった。当たり前だが、細かいものよりも、Zくんのような大きく、単純なものの方がそれらしく見える。

絵の具が完全に乾いてからニスを塗るのだが、手がべとべとしすぎて撮影できなかった。代わりに、「余ったねんど」で作ったその他の作品を公開したい。

エントリーNO.1 「寿司★タマゴ」Dscf08011

のりの光加減がやけにリアルだ。

コメント:隣で妹がにぎり寿司を作っている。しかし、ひとつもくれそうにないので、自分で作ってやった。この先、これを見るたびに、惨めな気持ちになるだろう。

エントリーNO.2 「”あの”キノコ」Dscf08051

これも食べれないけど。

コメント:就活中にたいそうお世話になった、ステキなキノコ。ポケットにこいつを忍ばせていくと、面接で落とされない。スペシャルなキノコだ。

エントリーNO.3 「なんとなく、ひがみたい。」Dscf08081

より、りりしくなって。

コメント:「なぜ、これをつくったのか」と聞かれても、答えようがない。帽子をかぶると、とんがりの上に乗る、あいつが潜在的に好きだからだろう。目がパッチリしている。

3作品を公開し、数時間置いたら、ニスが完全に乾いた。自分のボトルキャップに顔を描き、自分のボトルキャップ、その他もろもろが完成した。Dscf08091  

激レアボトルキャップ。高いよ。

言うまでもなく、左から「ピッコロのデコ」、「Zくん」、「自分のボトルキャップ」だ。髪の毛がびったりとくっついていて、気持ち悪いが、本当はもうちょっと寝癖だったり色々立体的だ。

■ コレクションと置き比べてみる

ここまできたら、あとはもう一息だ。まずは、私の無駄遣いコレクションに並べてみよう。Dscf08121

・・・あれ??

Dscf08181ぼーっとした私がいる。

Dscf08191申し訳なさそうに触覚を出すのはピッコロのデコか。

Dscf08211ジェダイの新しい乗り物みたい。

なんだ、結構一体化しているじゃないか。Zくんは、その大きさゆえか、少し目立ってしまっているが、一緒に飾っておいてもなんら変わりない。むしろ、ダブったボトルキャップをこっそり置いておくよりも、リニューアルさせて置いたほうが、得した気分になる。この3つは、全国を探しても見つからない、超レアなボトルキャップだ。

■ 得した気分になった。

当初予想していたよりも、果てしなく時間がかかる企画ではあったが、完成後の充実感は言葉に表せないほどだ。約1週間。時間をかけて作っただけあって、はじめは厄介者扱いしていたこのボトルキャップに、愛着をもてるようになった。いらないボトルキャップが、1週間という時を経て、新しいボトルキャップに生まれ変わる。一手間かけただけで、お店で買い物中に100円拾ったような、そんなこっそり得した気分が味わうことができた。Dscf08351

枝豆4粒入ってた!!

おまけ → 「自分のボトルキャップがほしい(3)」はこちら

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自分のボトルキャップが欲しい(3)

前編 → 「自分のボトルキャップが欲しい(1)」  後編 → 「自分のボトルキャップが欲しい(2)」

■ せっかく作ったので・・・

自分のボトルキャップを作ったというのに、お店に並ばないというのは少しさびしい気がしてきた。そこで、お店にもって行き、陳列されているペットボトルにこっそりつけてみることにした。Dscf08241

店員さんの目をごまかすために、できるだけ大型店舗で。

予想外に、お店が込んでいたのであせってしまった。「あいつがつけた」とばれないためにも、店員さんだけでなく、お客さんの目も盗まなければいけないからだ。

ボトルキャップといえばペプシコーラ。今日はペプシNEXしかなかったため、NEXにZくんを装着しようとしたが、あせりすぎてしまい、屋根にぶつかったZくんが土台から分離してしまった。あせりは禁物である。

気持ちを落ち着かせるために店内を一巡して、深呼吸。ペプシコーラの上には屋根があるため、屋根のないコカコーラでもう一度チャレンジだ。こんどこそ成功させなければこの企画は失敗である。

そして次の瞬間・・・Dscf08252

おお、オマケがついてる!!

よし、装備完了だ。あとは周りの反応をウォッチングして、購入するのみだ。

しばらくすると、男性がやってきた。私はできるかぎり不自然にならないように携帯を取り出し、メールを打つふりをしながらウォッチングした。 Dscf0828 

「おい、何かついてるぜ、このコーラ。」

携帯のストラップが入ってしまったのはご愛嬌である。やたらと目の前をうろうろ行ったりきたりしている。その度に目はコーラのほうへ注がれている気がする。自分が見られている気がしてはがゆい。Dscf0829

「あら・・・?何かしら?」

この後もウォッチングを続けたが、気にかけているだけで、誰も手に取るお客さんはいなかった。

他の誰かが買ってくれるかもしれないという期待がなかったといえばうそになる。しかし、自分で買うのもありなんじゃないか、そうだ、ありなんだ、と思うようにした。

■レジへ・・・

コカコーラ(ボトルキャップつき)だけを持ってレジに並ぶのは気がひけたので、お菓子とカラーリング剤(就活が終わったので)を持って、列に並んでいた。皮肉なことに、目の前には、飲料コーナーでウロウロ気にしていたあの男性が。Dscf08301

あ、何もついていないコカコーラだ。

私(のボトルキャップ)の存在に気づくと、やたらとそわそわしだし、気になっている様子だった。そんなに気になるんだったら、あの時、ボトルキャップ付きをとっていけばよかったろうに。少し残念である。

■ 難なく購入

お会計も普通に済ませ、レジの店員さんに突っ込まれることもなく、商品を手に入れた。心の中では「あ、D○RAMAの制服だ」と思ったに違いない。顔にはきちんとそう書いてあった。間違いない。ひょっとしたらあの男性も、常連さんだったのかもしれない。Dscf08321

もどってきたボトルキャップ。

よくよく考えれば・・・

ボトルキャップがペプシコーラについているとき、何かに包装されて、キャップ部分についていることに、家についてから気づいた。あの状態がやけに不自然だったのは、生身の状態でオマケがむき出しにくっついているためだろう。お客さんの反応が「??」だったのも、このことから説明が付く。「おいしい話には落とし穴」の論理が成立したのだろう。

何はともあれ、Zくんは直してこれからも大切に使っていきたいと思った。Dscf08341

むなしくも壊れてしまったZくん。

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